IHとガスコンロ 料金が安いのはどっち?

キッチン調理器具

IHクッキングヒーターとガスコンロはどちらがお得で安いのか気になっている方は多いと思います。最初に言ってしまいますがこの2つを比較して料金の差を数字で出す事は非常に難しいです。

IHとガスにどのような違いがあり、料金的にどう違ってくるかを少しまとめて整理してみます。



IHとガスの違い

IHクッキングヒーター

電気料金とガス料金について

電気料金もガス料金も、まず地域によって料金が違います。契約内容によっても単価が変わってきます。電気料金は震災以降、変動も大きくなっていますし使用する時間帯によっても単価が変わるので比較して料金の差を出すのが難しいです。

ガス料金は都市ガスとプロパンガスがあるので電気料金よりも金額を出すことが難しくなります。プロパンガスは各ガス会社によって価格が大きく違う事もあります。

よって料金の違いは、だいたいの目安程度で紹介される事が多く、数字として明確にこれだけ違ってくると説明することが非常に難しいというのが現状です。

一般的には、都市ガス < IH < プロパンガス の順に料金が高いと言われています。

火力

一般的なイメージとしてガスの方が火力が強いというイメージを持っている方も多いと思いますが熱量(火力)で比較した場合IHの方が火力は強い事の方が多いです。

どちらか一方が確実に火力が強いと言い切れない理由はメーカーによってコンロの火力設定に違いがあるためです。

また、用途によって得手不得手がでてきます。IHは天板に触れていないと熱が伝わらないので煮込み料理や水を沸騰させる場合はガスに勝りますが鍋を振って調理するものには全く向いていません。

料金の差を計算する方法が複雑

例えばお湯を沸かす場合、必要な熱量(水の量×温度)に対してガス・電気の必要な熱量は違ってきます。それぞれの熱効率も計算に入れなければなりません。

ちなみに電気ケトルとヤカンでお湯を沸かした場合の料金の差はコンマ数円から1円かわならい程度だそうです。電気ケトルの方が安かったとしてもケトル本体を新しく購入する場合は元をとるのに何十年もかかってしまいますね。

IHとガスの選択は環境によって選ぶ

火力は調理内容によって得手不得手があるので環境によってどちらを選ぶかが変わってくると思います。一般家庭であればガスコンロの方が良いですし、学生や男性の一人暮らしで鍋を振ることがほとんどない場合はIHの方が良いと思います。

しかしガス環境なのに、わざわざIH調理器具を購入する程の金額の差はないです。

手入れ(掃除)は天板がフラットで周りがベタつきにくいIHに軍配があがります。安全面でも燃え移り(火事)になりにくいIHがオススメ(子供やお年寄りがいる場合などは特に)

ただし、これからマイホームを建てる方は話が変わってきます。理由はオール電化にした場合はガスの基本使用料がなくなるためです。お湯を沸かしたり調理をする場合など一つに対しての単価はそれほど大きな差が生まれにくいですが基本料金の数千円は大きいです。

以上の事からIHにするかガスにするかは環境によって選択する事になるかと思います。

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